教育は、子ども達の自己肯定感を高め、未来と可能性を広げる大切な“柱”ととらえ、当施設では学習支援に力を入れています。
株式会社公文教育研究会との契約に基づき、公文式学習導入施設として、教材提供と学習指導のサポートを受けています。
公文式は、年齢や学年にとらわれず、一人ひとりの力に応じた「ちょうどの学習」で、「学年を越えて進む」学習法です。
学ぶ楽しさやできる喜びを育みながら学力を高め、一人ひとりの能力を最大限に伸ばします。
ほかにも中高一貫校や高校受験、大学受験に向けて、通塾を希望する子どもには積極的にサポートを行っています。また、ネイティブの方とのキャンプや英語教材の活用といった英語教育や、資格取得に向けて専用の教材を用いたサポートなど、様々な教育支援に取り組んでいます。
栄養士と連携し、食育に力を入れています。生きるために必要な食事の大切さを伝えるとともに、食事を作ること、食べることの喜びや楽しさを感じてもらえるよう、さまざまな取り組みをしています。
子ども達の心の安定をはかるために、心理療法担当職員と連携し、さまざまな心のケアを実践しています。自分の気持ちを安心して自由に表現できる時間として、心理療法担当職員との個別の心理療法を行っています。
また、子ども達の状態や個性を多角的に把握し、より適切なケアにつなげるため、必要に応じて施設内で心理検査を実施しています。
各団体よりご協力をいただきながら、様々な環境教育の取り組みを行っています。自然とのふれあいを通して、自然の大切さを学び、癒しの体験や豊かな情緒を育みます。
いつの日か、緑いっぱいの芝生の上で走り回ったり、寝転んだり・・・♪
そんな日を夢見て、子どもと職員が力を合わせて芝生作りをしています。
自然いっぱいの里山で、ご飯を作ったり、動物との触れ合いやドラム缶風呂体験など・・・。思う存分自然を満喫します。日常生活ではなかなか得がたい体験を、子ども達はとても楽しみにしています。
ほかにも、環境教育講座の受講、園芸部活動など、様々な取り組みの中で自然に触れる機会をつくっています。
季節ごとのお楽しみ企画、ホーム単位や学年別での外出企画など、年間を通じてたくさんの行事を実施しています。
個性豊かで様々な特技を持った職員が中心となって、部活動を行なっています。
普段の生活では得にくい教養や経験を、楽しみながら身に付けていきます。
毎月第2土曜と第4日曜に、施設見学会を実施し、多くの方に“松山信望愛の家”を知っていただく機会を設けています。
児童相談所からの委託一時保護の受け入れの他に、子育て短期支援事業(ショートステイ・トワイライトステイ)の受け入れも行っています。
※子育て短期支援事業については、松山市のホームページをご覧ください。【www.city.matsuyama.ehime.jp】
学校の休み期間中、子どもが家庭生活を体験する機会として、里親との連携を行っています。
毎回、20名前後の子どもたちが、この事業を利用しています。
退所した後も、自立支援担当職員がそれぞれの状況に応じて、定期的な連絡・訪問を実施し、直面している問題や悩みについて聞き、よりよい解決法を一緒に考え、支援していきます。また、施設内には相談室を設置し、ホームページにも退所生専用の相談窓口を設けています。
多くの方々のご厚意によって、子どもたちの生活は、より豊かなものとなっています。
松山信望愛の家では、児童養護施設のことや私たちの取り組みを、多くの方々に知って頂きたいという思いから、随時、施設見学会を実施しています。お気軽にお問い合わせください。
2020年ポスター